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執筆者の写真東ティモールOB・OG会

【現地レポート】約3年前と現在の東ティモールを比較して

前回の投稿よりだいぶ間が空いてしまいました。私は現在、大学院で国際保健を学んでいるのですが、そのプログラムの一環として10月中旬より約8ヶ月の予定で東ティモールに来ています。協力隊の任期終了から約3年ぶり、そしてコロナが流行してから初めての東ティモールです。今回は、個人的に感じた3年前との違いをご紹介します。


まず初めに、空港からタクシーでアパートに向かいながら感じたことは、すごい活気!!!でした。朝の8時台だったのですが、もう道端にはたくさんの人がいて、野菜を売ったり、おしゃべりをしたりして、とてもにぎやかでした。日本ではまだ暗黙の了解でマスクをしなければならないし、騒いではいけないので、驚くと同時に少しうらやましかったです。ディリ市内では人々はあまりマスクを着けていませんが、ミクロレット(市内を走るバスの様なもの)の中ではマスクを着けている人もいます。個人の判断に任せられるといった印象です。マスクをしたい派の私には、マスクをしていても特に白い目で見られないのでありがたいです。


朝の渋滞(タシトル:舗装された道路ではなくなっている)
朝の渋滞(タシトル:舗装された道路ではなくなっている)

また、昔と比べて車の量が増えたような気がします。昔より徒歩で道路を渡るが怖いです。私は、車を持つ人が増えたので東ティモールは以前よりも少し豊かになったのかと思いましたが、最近まで東ティモールにてNGOで働いていた元隊員は、ガソリン代が高くなったので、逆にティモール人の生活は苦しくなっているのではないか、言っていました。私は生活が苦しいのなら、ガソリン代が下がるまでミクロレットで移動すれば良いのにと思いましたが(私は車やバイクを所持しておらず、ミクロレットと徒歩で移動して生活をしているので)、一度便利さを覚えたら、それを手放すのは難しいのかなと思いました。また、東ティモールは石油が取れて、それによって政府の財源を確保しているのに、ガソリン価格が上がってしまうのはなぜだろう、ロイヤリティ収入のみだからだろうかと疑問に思いました。

コロナ禍においては、東ティモールも例外ではなく飲食業が影響を受けたようで、残念なことに、以前良く通っていたレストランがたくさん閉店していました。また、2021年4月に東ティモールを襲った洪水の影響か、道が途中から無くなっていたり、道路が悪くなっていたりします。昔より歩道が脆くなっているのか、歩道の穴も増えているようです。しかし悪いことばかりではなく、飲食店が減ったのとは反対に新しいスーパーが増えたり、新しいサッカー場(フットサルコート?)が出来たりと、良い変化も見られています。


ボロボロになった歩道
ボロボロになった歩道

新しくできていたサッカー場
新しくできていたサッカー場

外装は整ったヒルトンホテル(内装はまだ)
外装は整ったヒルトンホテル(内装はまだ)

lp

以上、半月滞在して感じた変化です。来年より隊員の派遣も再開するようなので、リアルタイムでの現地の様子をお届けできるよう頑張ります。(OB・OG会 堀内)



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